微分方程式

微分方程式とは?

微分方程式とは?

中学校, 高校でたくさんの「方程式」を解いてきました。

今までの方程式は  未知の値 \(x\) を求める ことが目的でしたが,

微分方程式は 未知の関数 \(f(x)\)を求める ことを目的とする分野です。

例題

試しに次の 微分方程式 を解いてみましょう。

$$y’=x^2$$

[解説]

目的は 上の式を満たすような関数 \(y=f(x)\) を求めること。

すなわち 1回微分して \(x^2\) になるような関数 \(y=f(x)\) を求めること です。つまり, 解となる関数は \(x^2\) を積分したものとなり,

この微分方程式の解は  \(y=\displaystyle\frac{1}{3}x^3+C\) (C:積分定数となります。

 

 

微分方程式の種類

微分方程式にもいくつか種類があり, それぞれについて固有の解法が存在します。それはつまり出題された微分方程式がどのタイプの微分方程式なのか見分ける力そのタイプの微分方程式の解法を知っていることが要求されます。

大学のテスト(院試も含む)で出題される微分方程式は下のようなものです。(どの線引きで種類として区分するかは場合によりますが一般的なものを示します。)

  • 変数分離形
  • 一階線形微分方程式
  • 完全微分方程式
  • 定係数2階線形微分方程式
  • 連立微分方程式

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